アトピー性皮膚炎

H.Oさん 三島市 42才女性

2017年03月04日

2016年06月28日

施術期間 約8ヶ月1週間 ・ 施術回数 21回

生後すぐからアトピー性皮膚炎になり、皮膚科でステロイド薬を処方されながらすごす。
子供の頃は中耳炎になりやすく、扁桃腺も頻繁に腫れていた。
15歳頃には、皮膚の症状が一旦は改善し小康状態になる。
20歳頃から偏頭痛、25歳頃から肩こりが慢性的に出現する。28歳頃にぎっくり腰(以後2回)、38歳に検診で子宮筋腫が発覚する。
3年ほど前の39歳からアトピーが再発し、皮膚科や整体に通うようになるが、症状はひどくなる一方であった。
アトピーの発症部位は首~胸、両肘窩~手掌、背中、肋骨下、腹部など。
汗は全くかかず、乾燥肌、色白。ふくよかな体型、冷えなどはない

遠絡療法ではアトピー性皮膚炎は視床下部・脳下垂体の蓄積症状であると捉えている。
H.Oさんの場合は、生後すぐに症状が現れていることから、母体からのホルモンの影響があったか、出生時にアトラス(第一頚椎)への衝撃があったかのどちらかが考えられる。
この場合どちらにせよ、アトラス辺りの左右両側の内頚静脈の通過障害が根本原因であると見立てられるため、それに応じた処方を行なう。

<処方式>
  • To/2d+c+a+L2~S1(督脈の障害されたレベル)
  • rAxⅢ/bc+c+a/bc+c+a(右足陰経後ラインの障害されたレベル)
  • lAyⅢ/bc+c+a/bc+c+a(左足陽経後ラインの障害されたレベル)
  • lAxⅢ/bc+c+a/bc+c+a(左足陰経後ラインの障害されたレベル)

最初の3ヶ月は週に1回の施術を行なう。
4~5回目の施術から急速に皮膚の状態に変化がみられる。動いても全く汗をかかなかったのがその頃からウォーキングで汗をかけるようになる。
3ヶ月の時点で皮膚の状態はかなりの改善がみられ、それからは2週間に1回と施術の間隔を拡げる。
6ヶ月の時点で皮膚の状態はほぼ改善する。その後、月に2回の施術を継続しているが再発もなく状態も安定している。
個人差はあるがアトピーの症状が改善したからとすぐに施術を中止すると、再発してしまうこともある。そのため、改善後から1年程度は月に1~2回程度の施術を継続することが望ましい。